4月28日 「植物の観察」
いつもであればキャンパス内で植物観察ツアーに学生を連れて行くのですが、ステイホームでは、それもできません。そこで、家の前で咲いていた写真を学生が送ってきた写真を使いながら、試行錯誤のオンライン理科教師塾を開始しました。
キャンパス内には、カンサイタンポポ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポの3種類あるのですが、さあどれかなと問いかけながら、カンサイタンポポとセイヨウタンポポの違いについて説明しました。花びらの下の総苞片(そうほうべん)で見分けることを初めて知った学生もいて、丁寧に観察する面白さを共有できたように思います。そして種子植物たちの生存戦略について紹介。
下の写真の松は、私の自宅のものです。松は、胚珠がむき出しになっているので裸子植物ですが、松ぼっくりが雌花であることを知らなかった学生もいたので、写真を共有して説明しました。花粉が飛んでいるのが見えるでしょうか。自然の力は偉大です。
その後もIPU理科マイスターが自宅で書いた植物のスケッチ(マツバウンラン)や写真(カタバミ)を共有しながら、植物の勉強を深めていきました。
見せて、触って、一緒に観察したいというジレンマに駆られながらも、今、できることをできる限りと頑張ろうと思いました。