わくわくサイエンス「水のふしぎ」

12月8日 水のふしぎサイエンス 参加者40名。
環太平洋大学岡山駅前グローバルキャンパスにて、「五感で楽しむ!わくわくサイエンス2」の「水のふしぎ」が開催されました。

はじめに「魔法の水」を使うと、調べる液体によって色が変わるというお話を理科教師塾1年生の3人が演じました。小さな子ども達に小学校6年生で学習する内容を楽しく分かりやすく紹介するのはとても難しく、理科教師塾の4年生の指導のもと、この日に向けて何度も検討と練習を重ねて本番に臨みました。そのかいあって、子ども達の実験への興味関心はとても高くなりました。大成功です。

みんなで役割分担を決め、協力して実験を進めます。レモン、りんご、梅干しをつぶしたり、おろしたりしながら、調べたい液体を子ども自身で用意しました。
初めて使うおろし器や絞り器に苦戦しながら、一生懸命取り組んでいた様子が微笑ましかったです。

子ども達は、おそらく初めてビーカーや試験管を使ったのではないかと思いますが、白衣を着て、慎重に丁寧に実験を行う子ども達は、とても大人びて見えました。
実験中、子ども達が一番驚いたのは、弱アルカリ性を薄めた洗剤液を調べたときです。緑色に変わった瞬間、どの子も一応に目を見張っていました。

たくさんの子ども達が手を挙げ発表し、実験の結果を共有しました。

サンタさんに扮した学生が試験管と魔法の水を全員にプレゼントすると、子ども達は大喜び。その後、学生の支援を受けながら実験をするための試験管立てづくりに励みました。

最後は魔法の水の種明かし。魔法の水は「ムラサキキャベツを煮出した液」だと紹介すると、子ども達も保護者の方も身を乗り出して見入っていたのが印象的でした。

「水のふしぎ」サイエンスは、今年度、真備町や宇和島での被災地支援で実施したテーマでしたが、幼児や低学年に向けて実施は初めてでした。「液体」という言葉が理解できるのか、「透明」という概念が伝わるかなど、理科教師塾の4年生を中心に話し合いを重ねて迎えたイベントでした。子ども達の笑顔や驚きの表情を見ることができて疲れも吹き飛び、大変良い経験になりました。

この事業は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」によって行われており、5~6歳、小1~2年生の子ども達対象のサイエンス教室です。