【岡山市立瀬戸公民館】ワクワクスタディ「風と空気」

2022年8月16日
 岡山市立瀬戸公民館で「わくわくスタディ」としてサイエンス教室が開催されました。理科教師塾生3名が先生となって子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしました。

参加者は11名の小学生のみなさんで,テーマは「空気と風」です。

 らっかさんを作って、空気抵抗を感じてもらいました。子どもたちから,らっかさんをただ飛ばすだけでなく、長い時間飛ばすにはどうすればよいのかという新たな疑問が生まれ、「うちわで風を送って飛ばそう!」、「高いところから飛ばしてみよう!」「空調機の吹き出し口に近づけてみよう!」などと、それぞれ工夫をころしながら目に見えない空気をつかんでいました。楽しそうです。

次に,段ボール空気砲の実験をしました。空気砲の穴にティッシュペーパーやスポンジ、紙コップで作ったロケットなどを乗せて、勢いよく段ボールをたたいて飛ばしました。たたくだけでこんなにも勢いよく風が出るのかと驚く子どもたちを見て,私たちまで楽しくなりました。特に、紙コップのロケットは抜群の飛距離です。

お土産は家へ持って帰れるミニ空気砲。ペットボトルとビニール袋で作ることができます。袋の部分をたたくと段ボール空気砲のように勢いよく空気が飛び出します。ペットボトルの飲み口にティッシュペーパーを丸めて詰め込んで玉のように飛ばしてみたり、袋の代わりにゴム風船を使ったミニ空気砲を作って飛ばしてみたりと、空気と風の面白さに夢中になってくれました。

子どもたちが実験を楽しむ姿、理科の不思議を発見する姿を見ると、夏休みの間、材料集めや準備、それから指導法までたくさんの時間をかけたかいがあったと達成感に充ち溢れました。「次はこうしてみよう!」「これはどうなるかな?」と不思議さを持った子どもたちはとても輝いていて、印象的でした。子どもたち以上に私たち学生にとって夏休みの最高の思い出となりました。