12月2日 参加者41名
本学の岡山駅前グローバルキャンパスにて、第3回「五感で楽しむ!わくわくサイエンス」が開催されました。。第3回のテーマは、「磁石」を五感で楽しむサイエンスです。
磁石は、マグネット絵本や冷蔵庫に貼り付けるものであり、子ども達の身近なもので普段から親しんでいるだけに、進め方、展開の難しさがあります。そこで、理科マイスターたちは展開について何度も話し合い、修正をかけて第3回のサイエンス教室をつくりあげてきました。理科マイスターたちが展開を考え話し合っている様子は、教材研究そのものであり、理科教師塾®の塾長として実践力が高まっていくことを嬉しく思いながら本番を迎えました。
はじめに子ども用の白衣に着替えてもらうのですが、なんと今回は、白衣が足りませんでした。このイベントは当初20名の定員で募集を始めたのですが、希望される方が多く、今回は限界まで受け入れたため、全員分の白衣を用意することができなかったのです。
受付にやってくる子ども達は、恥ずかしそうにする子、ちょっと不安な子、笑顔の子それぞれですが、2回、3回と回数を重ねて参加している子ども達は、大学生やこのキャンパスにすっかり慣れていて、元気があふれています。総勢14名の理科教師塾®メンバーが出迎えて、わくわくサイエンス教室がスタートしました。
はじめに手遊びで和やかな雰囲気を作りました。前回と同じ手遊びをすると、子ども達から「またー?」と言われるので、大学生も大変です。毎回工夫を凝らしてがんばりました。
次に磁石の面白さに気付かせるための工夫をしました。お兄さんがお玉を手に持って登場し、何気なく胸にくっつけると、子ども達から「えーっ」、「わー」の大歓声が起こりました。そしてすぐに「磁石だー」と言う子どもが現れ、会場の雰囲気は大盛り上がりです。
その後、磁石を近づけてはいけないものの約束をした後、棒磁石が配布されました。そして、つくものつかないものを調べてワークシートに記入。子ども達は真剣そのもの。
大学生が手作りのサンタクロースをのせたそり(磁石カー)を提示し、磁石の反発を利用して動かしました。「みんなも作ってみたい?」と尋ねると、全員から「作りたい」との声。サンタクロースからフェライト磁石をもらって、オリジナルの磁石カーを作りました。
完成したオリジナルの磁石カーを走らせて磁石の面白さ、不思議さを実感してもらいました。みんな嬉しそうです。
最後に挨拶をして、閉会しましたが、子ども達はオリジナルの磁石カーに夢中でした。今年度最後の第4回は、「影絵」です。
多くの時間を費やして、今回の準備を進めてくれた理科教師塾®メンバー。笑顔いっぱいの子ども達を見て、やりがいを感じてくれたこと思います。次は1月20日。子ども達に理科の面白さをたくさん感じてもらえるよう準備を進めたいと思います。
この事業は、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金助成活動」によって行われており、5~6歳、小1~2年生の子ども達対象のサイエンス教室です