IPU-NZ短期留学から理科レポート

10月11日から12月18日までの2か月間、IPU-NZへ10週間の短期留学に行ってきました!IPU-NZは,ニュージーランド北島にあるパーマストンノース市という都市にあります。パーマストンノース市は,100カ国以上の人々が暮らしている多国籍,多文化の街。たくさんの刺激を全身に感じながら英語漬けの毎日をたっぷりと楽しみました。

理科的な目で見た自然豊かなニュージーランドついてレポートします。

南半球はこれから夏!


ニュージーランドは南半球に位置しています。丁度、春から夏に向かうとても過ごしやすい季節に訪れました。その為、たくさんの花や動物たちのベイビーに出会うことができました。人口よりも動物たちが多く、移動中に沢山の家畜に出会います。ヒツジたちもかわいらしい子どもたちを連れてお散歩です。ほっとしたひと時、こんな写真がいつでも撮れます。

おや! これはシダ?

これはニュージーランドに自生する植物、シルバーファーンです。ニュージーランドのラグビーチーム、オールブラックスご存じでしょうか? そのシンボルマークとして使われていることでも有名です。普段近くの山で見かけるシダよりずいぶん大きい印象でした。

キク科の植物が自生!

ニュージーランドではコンクリートの地面よりも芝生がはられている場所の方が多く、緑がいっぱいで気持ちがよかったです。その芝生の中でよく見かけたのがこの花。あちこちに群れて咲いており、人の手で植えられたようにも見えません。キク科の植物で、デイジーのように思えますが、はっきりしません…。 直径が2㎝程の小さな花ですが、たくさん、ほんとに至る所に咲いており、緑の芝生に良く映えて美しいです。デイジー、和名がヒナギクの花ととてもよく似ているのですが、軸の様子も葉の形も違っていて、調べてみたものの 何とも言い難いのです。

こっちでも ニワゼキショウが!

何と、ニワゼキショウがニュージーランドに生育していました!! セキショウの花に似て庭にあるのでニワゼキショウ。そういう風に覚えて、ニワゼキショウの原産は日本だと思っていましたが、そうではないのかもしれません。どなたか教えていただけませんか。

これは…なんの花?

なんだこれ!?すごい花を見つけてしまいました。腕くらいの太さの木に咲いています。上から見ると花火みたい。横から見たらボールのようで,何とも…。花弁はどれなのか、雄しべと 雌しべはどこなのか、全くもって分かりません。奇妙な形の花です。

※後から調べたところ,ワイルドフラワーの一種だということが分かりました。ワイルドフラワーは,オーストラリアや南アフリカ、ニュージーランドなどの自然環境の中で力強く生き抜いている花の総称のようです。学名は「レウコスペルマム」,一般的には「ピンクッション」と呼ばれ,花言葉は「どこでも成功を」だそうです。

ニュージーランドで月食

ニュージーランドでも月食を見ることができました。赤く光る月であることから、英語では「blood moon」と呼ばれていました。とてもきれいに見えました。望遠鏡があったらよかったのに。時差4時間はきつくて、欠けはじめを見てお休みしてしまいました。ざんねん。

火山灰の地層

ニュージーランドは火山帯国であるため、火山灰の地層を見ることができました。1メートル程の厚さの黒い地層です。大地の壮大な営みの片鱗を感じました。

理科の不思議さ・面白さを知っているからこそ、今回の短期留学でただ英語を学ぶだけでなく、理科的な視点で学ぶことができました。理科教師塾に入っていたからこそ、学びも2倍、発見も2倍、楽しさも2倍でした。これからもこの貴重な経験を糧に学びを深めていきます。