2024わくわくキッズカレッジ開催

10月28日
小学校4~6年生を対象にしたサイエンス教室,2024年度のわくわくキッズカレッジが始まりました。3年目の今年も昨年同様に全7回(1回90分)を実施します。7回すべてのキッズカレッジに参加した方には,IPUジュニア理科マイスター「シルバー」が授与されます。そして昨年に引き続き全14回参加の方にはIPUジュニア理科マイスター「ゴールド」,3年で21回参加の方にはIPUジュニア理科マイスター「プラチナ」が授与されます。今年度も面白い実験を準備しました。児童のみなさんと一緒に私たちも楽しみながら未来の教師を目指して頑張りたいと思います。

第1回 光の性質/光の色ってどんな色

最初のわくわくキッズカレッジは,光の性質です。赤青緑の3色を重ねるとどんな色になるか,DVDに懐中電灯を当て光を屈折させるとどんな色が見えるかの実験からスタートしました。児童の皆さんは,夢中になって取り組みました。その後,プリズムで光を分けて楽しみました。さらに回折格子を使った簡易分光器を作ってLEDや蛍光灯の光を観察しました。

第2回 水質調査/私たちのくらしと川の水

岡山に生息する淡水魚と淡水魚が生息する環境について学習しました。IPU理科教師塾は,2017年より淡水魚を飼育しています。その魚たちを同定した後,パックテストで水質を調べる実験をしました。私たちが使った水が淡水魚たちに影響を及ぼすことを学ぶための実験です。牛乳パックを洗った水を使って実験したのですが,思ったより汚れていて淡水魚たちに影響があることが分かったようです。私たちが生きていくために新鮮な空気が必要なように,淡水魚たちにも安心できる水が必要です。今回の実験で,児童の皆さんにも水の大切さを実感してもらえたのではないかと思います。

第1回,2回を終えて
理科教師塾のメンバーで予備実験をしたり,実験材料の準備やリハーサルをしたりして臨みました。児童が真剣に観察実験に取り組む様子を見て,やりがいを感じるとともに,子どもたちの発達段階によって言葉選びや声の掛け方の工夫が大切であることを学ぶことができました。次回も楽しんでもらえる実験ができるようチームワークで頑張りたいと思います。