理科教師塾の整備

小学校の理科室を再現

「探究心を喚起する小学校理科教室」を目指して

平成27年度、「理科教師塾」と命名された本学の理科実験室は、理科教師塾の基本方針に基づいて「探究心を喚起する小学校理科教室」を目指し、整備を進めてまいりました。小学校第3~6学年で使用するすべての実験器具・備品類はもちろんのこと、質の高い感動を覚えることができる高性能顕微鏡、ICT機器等の整備は、理科の指導力の高い先生を養成するにふさわしい内容であり、実感を大切にする理科教師塾の基本方針そのものです。「実感を伴う理解」「感動からの学び」によって理科の教師力がぐんぐん伸びています。

理科実験室

「理科教育法」「理科実験の指導法」などの講義はもちろんのこと、IPU理科マイスターの育成も充実した設備の整った理科実験室で行います。実験台を12台整備した理科実験室は、小学校の理科教室そのもの、60人が一斉に学ぶことができます。

高性能顕微鏡の導入

高性能双眼実体顕微鏡25台、現有20台に加えて補充用高性能顕微鏡5台、写真撮影装置を装着した高性能位相差顕微鏡1台、野鳥観察用の双眼鏡13台と望遠鏡4台を導入しています。より効果的に事物現象を観察ができるだけでなく、より質の高い感動を覚えることができる観察機器は、理科好きを育てるには必要不可欠です。

実験器具・備品、豊富な消耗品類

小学校理科の第3から6学年までの授業で必要となるほぼすべての実験器具類、その収納に必要な備品等を整備しました。また消耗品、例えば気体検知管、薬品などは、学生が納得できるまで繰り返し実験できるよう準備しています。仮説を観察、実験などを通して実証する場合、試行を繰り返すことのできる環境は、学習意欲を高め、実感を伴った理解を図ることができます。

ICT機器の整備

単焦点プロジェクタ、移動用スクリーン、教材提示装置とノート型コンピュータを設置し、最新のICT環境を整備しています。実験器具や薬品、説明資料を拡大投影できるようにして、ICT活用のポイントを学び、体得することができます。ICT環境に慣れ親しむことで、日常的に使いこなせる力を身に付けていきます。

動植物飼育の飼育栽培・掲示物

教室に入っただけで理科の学習環境が目に飛び込むように、キンギョ、ミナミメダカ、カワエビ、タニシなどの小動物、ホウセンカ、インゲンマメ、イネ、ワタ、などの植物を季節の変化と合わせながら栽培しています。自然に触れる機会を増やすだけでなく、飼育方法や見せ方も学ぶことができます。また、動物の拡大写真、人体のしくみ図や観察スケッチなどを掲示して、小学校の理科教室を再現しています。

収納・管理

各実験器具にラベルを貼り、同時に使う器具類をセットにして収納ボックスに収める、収納棚にラベルを貼るなど、すぐに実験が行うことができるように整え、管理をしています。負担なく授業で実験をするには、こうした収納や管理が大切であることを知ることができます。

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